「投資はじめなきゃって思うけど、その前にやることあるって言われた。」
「生活防衛費って、いくら持っとけばええん?うちは子ども3人やけど、3ヶ月分でほんまに足りる?」
そんな疑問、ありませんか?
我が家は夫婦+子ども3人の5人家族。住宅ローンも抱えながら、生活防衛費は 「生活費の6ヶ月分(約240〜280万円)」 を確保しています。
この記事では、我が家のリアルな金額・置き場所・3分割で定期預金にしている理由まで、ぜんぶ公開します。リベ大(リベラルアーツ大学)で発信されている公開情報も参考にしながら、「いくら必要?」「どこに置く?」の答えを一緒に考えていきましょう。
① そもそも「生活防衛費」って?


生活防衛費というのは、こういう「もしも」が起きた時に、仕事も家計も止まらないようにするためのお金のこと。
- 急に仕事を失った
- 病気・ケガで働けない期間ができた
- 家電が同時に壊れた、車が大きく故障した
- 家族の介護で一時的に出費が増えた
「日常の貯金」は、旅行や子どもの誕生日プレゼント、お洋服を買うのに使うお金ですよね。それとは別腹で、 「絶対に手をつけない・もしもの時にしか使わないお金」 を確保しておく。これが生活防衛費です。
イメージで言うと、家計簿の中に「使う口座」と「守る口座」を分けて作って、守る口座のお金は透明な金庫に入れて見えるけど触らない、そんな感じです。
💡 ポイント
– 生活防衛費は「使うため」じゃなくて「安心のため」のお金
– これを確保してから、投資や旅行貯金にお金を回せる
② リベ大では「ケース別」に目安が示されている

リベ大(両学長)の発信では、ケース別に必要月数の目安が示されています:
- 会社員:生活費の 半年分
- 自営業者:生活費の 1〜2年分
- 子育て世帯:生活費の 1〜3年分
そして、これが確保できてから投資(NISAなど)に進むのが安心、という方針が公開情報として発信されています。
「投資が儲かるって聞いたから、すぐ始めなきゃ!」という気持ちもわかりますが、もしもの時に切り崩すお金が無い状態で投資をすると、暴落のタイミングで売らざるを得なくなることがあります。これが一番もったいないパターンです。
生活防衛費があると、相場が下がっても「生活費は別にあるから、株は持ち続けたらいい」と判断できます。長期投資の最大の武器は 「下がっても売らずに持ち続けられる精神状態」 なので、防衛費はその土台になるというわけです。

③ 家族構成で必要額は変わります
ここがこの記事の一番大事なところです。
リベ大が「ケース別」で目安を出しているのは、家族構成や働き方によって必要額が変わるからです。
必要月数の目安(家族構成別)
| 家族・働き方 | 推奨月数 | 理由 |
|---|---|---|
| 独身・会社員 | 3〜6ヶ月分 | 失業保険があるし、実家に帰る選択肢もある |
| 夫婦DINKS(共働き・子なし) | 3〜4ヶ月分 | 2馬力なので片方の収入があればしのげる |
| 共働き夫婦+子ども(2馬力) | 6ヶ月分以上 | 片方失職しても他方の収入+失業保険でしのげる |
| 片働き夫婦+子ども(1馬力) | 1〜3年分 | リベ大推奨。失職時の家計ダメージが大きい |
| 自営業・フリーランス | 1〜2年分 | 収入が不安定・失業保険がない |
| 持病あり・介護中 | 多めに | 想定外の医療費・介護費に備える |

子育て世帯がたくさん必要な理由
子育て世帯は、突発出費の「振れ幅」が独身時代よりずっと大きくなります。
- 子どもの急な入院・手術
- 部活や習い事の遠征費
- 学校行事の急な集金
- 家族で同時に風邪を引いて医療費がかさむ
- 受験のタイミングで塾代が一気に増える
- 制服・体操服のサイズアップ
しかも、こういう出費は 「払わない」という選択肢が無い ものが多いです。子どもの教育や健康に関わるので、削れません。
同じ子育て世帯でも「共働き」か「片働き」かで全然違います
ここが大事なポイント!同じ「子ども3人」でも、世帯の収入の柱が 2本(共働き)か1本(片働き)か で必要額がまるで変わってきます。
- 共働き夫婦+子ども:万が一片方が失職しても、もう片方の収入で 当面の家計は回ります。失業保険・傷病手当も使えます。なので6ヶ月分でも比較的安心です。
- 片働き夫婦+子ども:1人の収入が止まったら家計が直撃します。再就職までの期間も読みづらいので、1〜3年分 が安心ラインになります。
リベ大の最新ガイドラインでも「子育て世帯は1〜3年分」と発信されていますが、これは 片働き or 不安定な収入を想定した数字。共働きで両方安定収入なら、もう少し控えめでもOKです。

💡 自分に必要な月数の決め方
1. 家族構成と働き方を上の表で確認
2. 「失業したら何ヶ月で再就職できそうか?」を想像
3. 心配性なら多め、楽観的なら少なめに調整
④ 我が家のリアル:6ヶ月分(約240〜280万円)


我が家の前提
- 家族構成:夫婦+子ども3人(5人家族)
- 働き方:夫婦共働き・両方フルタイム・どちらも安定した職場
- 月の生活費:約40万円台(住宅ローン含む)
- 生活防衛費:6ヶ月分=約240〜280万円
「住宅ローン込みで月40万円台」というのは、決して安くはないですが、5人家族で住宅ローンを抱えていればこのくらいは普通かなと思っています。家賃や住宅ローンが固定費の半分近くを占めるので、削れる余地が少ないんですよね。
なぜ「6ヶ月分」にしたか
リベ大では子育て世帯に 「1〜3年分」 が推奨されていますが、それは 片働き or 不安定な収入を想定した数字。
我が家は 夫婦共働き・両方フルタイム・どちらも安定した職場 なので、
- もしどちらか片方が失職しても、もう一方の収入で当面の生活は回る
- 失業保険・傷病手当金もある
- 二人とも「辞める予定はないし、転職するとしても次が決まってから辞める」スタイル
という前提を踏まえて、「2馬力なら1年分はいらないかな」 という試算で6ヶ月分に落ち着きました。
でも、ここで終わりではない
我が家は今のところ「6ヶ月分で十分」と判断していますが、家族のライフステージは変わっていくものです。子どもの進学・親の介護・自分たちの体調・働き方の変化など、必要額が増えるタイミングはきっと来ます。
なので、「6ヶ月分で完成!」ではなく、余裕ができたら少しずつ足していく スタンスでいます。完璧なゴールを決めるより、その時々で見直せる柔軟性のほうが大事 だと思っています。
我が家の場合:「仕分け」からスタート
我が家は、リベ大の考え方に出会う前から、なんとなく貯金もして、よくわからないまま投資もしていました。目的を意識せずに「とりあえず貯めて、とりあえず投資する」という状態だったんですよね。
リベ大に出会ってお金の管理の考え方を学んだ時には、すでに生活防衛費に充てられる現金もある程度あって、投資もある程度進んでいる 状態でした。
なので我が家のスタートは、ゼロから貯めるのではなく、すでに持っているお金を目的別に「仕分け」するところからでした。
- どの口座にあるお金が「生活防衛費」に該当するか → あおぞら銀行へ移動
- 「短期資金」「中期資金」はそれぞれ別の引き出しへ配置
- 投資ぶんはそのまま楽天証券で継続

💡 「これから始める人」と「すでに貯金がある人」
– これから始める人:「まず生活防衛費 → そのあと投資」の順で着実に
– すでに貯金・投資がある人:仕分けから始めればOKどちらでも、最終的にたどり着くゴールは同じ。「お金が混ざらず、目的別に管理できている状態」 を目指せばOKです。
⑤ どこに置いている?我が家のお金マップ
ここがこの記事の見せ場!我が家はお金を 「使う時間」で6つに分けて置いています。

我が家のお金マップ(6つの引き出し)
| 用途 | いつ使う? | 置き場所 |
|---|---|---|
| ① 毎月・今年使う現金 | 今〜1年以内 | 楽天銀行(普通預金) |
| ② 生活防衛費 | もしもの時だけ | あおぞら銀行(定期×3分割) |
| ③ 短期資金(特別費含む) | 1〜3年以内 | あおぞら銀行(普通+定期) |
| ④ 中期資金(現金預金分) | 5〜10年で使う | あおぞら銀行(定期) |
| ⑤ 中期資金(投資分) | 5〜10年で使う | 楽天証券(投資) |
| ⑥ 長期資金・余剰資金 | 老後や大きく増やしたい分 | 楽天証券(投資7:投資用現金3) |
なぜこんなに分けているのか
混ざってしまうと 「これって防衛費?それとも今月使うお金?」 とわからなくなって、結局「ぜんぶ使えるお金」感覚になってしまうからです。
特に生活防衛費は「絶対に投資に回さない」「日常の不足を埋めない」が鉄則です。これを守るには、口座を分けるのが一番シンプルで強い方法です。
楽天銀行=日常の現金、あおぞら銀行=守るお金
我が家の使い分けはざっくりこうです:
- 楽天銀行(普通預金):給与振込・公共料金・カード引き落とし・毎月の生活費。日常的に出入りがある「動くお金」。
- あおぞら銀行:生活防衛費・短期資金・中期資金の現金預金分。日常で見ない・触らない「守るお金」。
あおぞら銀行を選んでいる理由は、 「The Savings」という目的別貯金ができるサービス があるからです。
💡 「The Savings」って何?
あおぞら銀行のサービスで、1つの口座の中で「目的別」にお金を分けて管理できる仕組み。
たとえば「教育費用」「車検代」「生活防衛費」のように名前をつけて、それぞれ目標金額を設定できます。
※詳細はあおぞら銀行公式サイトで最新情報を確認してください。
これがあると、「この250万円は生活防衛費、こっちの100万円は短期資金」と一目でわかります。混ざりません。とても便利です。
投資は楽天証券に集約
投資ぶんはぜんぶ 楽天証券 にまとめています。
- 中期資金の投資分
- 長期資金(NISA・iDeCo含む)
- 余剰資金(投資7:投資用現金3で運用)
投資用の現金(投資のために置いてあるけど、まだ買っていないお金)も、生活費と混ざらないように 楽天証券の口座に直接入れています。これが地味に大事で、銀行口座にあるとつい使ってしまうからです。
生活防衛費を「3分割で定期預金」にしている理由
ここまで読んでくれた方が一番気になるであろう、「なぜ3分割で定期預金にしているか?」 の話です。

我が家は 生活防衛費を3口に分けて定期預金に入れています。同じ日に預け入れたので、満期日も同じです。
3分割の理由:途中解約のリスクを下げるため
生活防衛費は 「もしもの時しか使わないお金」 ですが、もしも使うことになった時、もし全額を1口の定期に入れていたら、全額を途中解約しなくてはいけません。
定期預金は途中解約すると 金利が大きく下がる(普通預金の金利と同じくらいになる)ので、せっかくの利息がほぼ消えてしまいます。
でも、3口に分けておけば:
- 必要な分(1口だけ)を解約
- 残りの2口は満期まで持ち続けられる
- 途中解約による金利減のダメージは「3分の1」で済む
というリスク分散ができます。
「金利を追いかける」スタンスではない
ただし、我が家は 「定期預金の金利を細かく追いかけるのはやめている」 スタンスです。
これは過去の記事(ボーナス特別金利0.8%に飛びついて口座を量産した私が、今さら気づいた本当のコスト)でも書いた通り、金利を追いかけて口座を増やすと管理コストの方が高くつくからです。
なので今の防衛費の置き方は、「使わないお金だから、ついでに多少増えるならOK」 くらいの軽い気持ちです。

💡 普通預金 vs. 定期預金(生活防衛費の置き場所として)
普通預金 定期預金(3分割) すぐ使える? ◎ いつでも △ 解約手続きが必要 金利 △ ほぼ0% ◯ 少しもらえる 心理的に触りにくい? △ 触りやすい ◎ 触りにくい 突発出費の対応 ◎ 即時 ◯ 1〜2営業日
我が家は「心理的に触りにくい」のメリットを取って定期にしています。
⑥ 「生活防衛費」と「特別費」は別物です


混同されがちですが、整理するとこうです:
| 生活防衛費 | 特別費 | |
|---|---|---|
| 性格 | 突発的・予測できない | 計画的・予測できる |
| 例 | 失業・大病・大ケガ | 車検・固定資産税・冠婚葬祭・帰省費 |
| 使う頻度 | 基本使わない | 1年〜数年で1回は使う |
| 置き場所 | 普通預金+定期(守るお金) | 普通預金(短期で取り出せる場所) |
| 我が家の置き場 | あおぞら銀行(定期×3分割) | あおぞら銀行(普通預金) |
特別費は、 「いつかは絶対に出ていく、決まっている出費」 なので、計画的に積み立てておくお金です。生活防衛費とは性格がぜんぜん違います。
💡 特別費の貯め方は次の記事で詳しく書く予定です。
(※No.17として準備中。車検代・固定資産税・帰省費・冠婚葬祭費・医療費の積立方法をまとめます)
⑦ 生活防衛費の鉄則3つ
ここまでの話を3つにまとめると、こうなります。
鉄則①:投資には絶対に回さない
「楽天証券に置いておいたら、ちょっとは利息ついて増えるんじゃない?」と思うかもしれませんが、 絶対にやってはいけません。
理由は、 生活防衛費が必要なタイミング=相場が暴落しているとき が多いからです。
- リーマンショックや コロナ禍のような経済危機 → 失業や減給が同時に発生 → 生活防衛費を取り崩す → でも投資商品は暴落しているので、損切りで売らなくてはいけない
これがいちばん最悪のパターンです。生活防衛費は 「現金で・元本割れしない場所に」置く のが鉄則です。

鉄則②:先取りで貯める
「余ったら貯金しよう」では絶対に貯まりません。
我が家がやったのは、 給料日に「生活防衛費専用口座」へ自動送金する仕組みです。これだと自分の意志に頼らずに貯まっていきます。
💡 自動送金のセット方法(参考)
1. メインバンク(楽天銀行)の「定額自動入金・送金サービス」で設定
2. 給料日の翌営業日に「生活防衛費口座」へ送金
3. 金額は手取りの 5〜15% が目安
このあたりは 毎月の銀行ハシゴをやめた日|定額自動送金で給与日ルーティンが消えた話 で詳しく書いているので、興味があれば覗いてみてください。
鉄則③:固定費見直しでスピードUP
生活防衛費を貯めるスピードは、「月の生活費」が低いほど速くなります。
なぜなら、
- 月の生活費30万円なら → 6ヶ月分=180万円
- 月の生活費40万円なら → 6ヶ月分=240万円
- 月の生活費50万円なら → 6ヶ月分=300万円
ゴールが変動するからです。
固定費を見直すと、 「貯める額」と「目標額」が同時に減るので、ダブルでお得です。
我が家がやった固定費見直しは:
特に保険の見直しは大きな固定費削減につながって、生活防衛費の達成スピードがグッと上がりました。
とはいえ、減らしたあとも我が家の保険は 年間38万円ほど(車2台分の任意保険+収入保障保険)かかっていて、「まだ見直したいな」と思っている項目も残っています💦 完璧にしようと頑張りすぎると進まないので、 まずはやれるところから・続けて整えていく というスタンスでやっています。

⑧ まとめ:生活防衛費は「投資のスタートライン」
長い記事を読んでくれてありがとうございます!最後にポイントをまとめます。
この記事のおさらい
- 生活防衛費は「もしもの時のお金」。日常の貯金や旅行貯金とは別腹で考える
- リベ大では 会社員は半年分/自営業者は1〜2年分/子育て世帯は1〜3年分 が目安として発信されている(公開情報)
- 家族構成だけでなく「働き方」でも必要額が変わる。共働きか片働きかが大きな分かれ目
- 我が家は 共働き2馬力で安定職 なので、6ヶ月分・約240〜280万円 に落ち着いた
- 置き場所は あおぞら銀行(定期×3分割)。3分割は途中解約のリスク分散のため
- お金は「使う時間」で 6つの引き出しに分けて管理 しているのがポイント
- 生活防衛費と「特別費」は別物。特別費は別記事で詳しく書く予定
- 「6ヶ月分でゴール」ではなく、ライフステージに合わせて少しずつ足していく 柔軟スタンス
大事なマインドセット
💡「生活防衛費=投資のスタートライン」
投資は 「下がっても持ち続けられる人」が勝つ ゲーム。
生活防衛費があるから、暴落時でも売らずに済む。
「守り」を固めることが、結果的に「攻め」(投資)の成功率を上げる。
次の記事への布石
この記事では「生活防衛費」の話だけに絞りましたが、家計の「守りのお金」には他にもいくつか種類があります:
- 特別費:車検・固定資産税・冠婚葬祭・帰省費 → No.17で準備中
- 先取り貯蓄の仕組み化 → No.18で準備中
「生活防衛費は貯まったけど、特別費の積立どうしよう?」という方は、次の記事を楽しみにしていてください。


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生活防衛費の必要額や置き場所は、ご家庭の状況によって異なります。各金融機関のサービス内容は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。お金に関するご判断は、ご自身の状況に合わせて慎重に行ってください。
