保険14個・年間105万を、4つに減らした話

家計改善グラフを見て喜ぶハリーとトン吉 投資・NISA

この記事を読むとわかること

  • 積み立て型保険の「実際の増え方」を計算してみた結果
  • NISAと比べるとどれくらい差が出るか
  • 保険を解約してNISAに切り替えた理由
  • 今残している保険と、やめた保険の考え方

「多少でも増えるなら」。そう思って、積み立て型の保険をかけていました。終身保険、貯蓄型の医療保険——払い続ければいつかまとまったお金になる、と漠然と信じていたんです。でもある日、ふと計算してみました。「結局、いくらになって返ってくるんだろう?」と。その答えを見たとき、思わず声が出ました。「え、これしか増えへんの?」

実は、保険の見直しは過去にも何度かしたことがありました。でも当時は「医療保険」だけが対象で。貯蓄型の保険については「保険というか、ちょっと利率のいい定期預金みたいなもの」と思っていて、そこには手をつけていませんでした。投資を知ってから、その「ちょっと」の部分をちゃんと計算してみたら…本当に「ちょっとだけ」よかっただけやった、という話をします。

「多少でも増える」の正体を計算してみた

たとえばこんなケースで計算してみます。月1万円を20年間積み立てる終身保険。払込総額は240万円。満期や解約返戻金のピーク時に受け取れる金額が、仮に260万円だとします。「20万円増えた!」と思いますよね。

でも、これを年率に換算するとどうなるか。20年間で240万→260万、つまり約8%の増加。年率にすると、約0.4%です。

トン吉
トン吉
0.4%…?それって高いん?低いん?
ハリー
ハリー
低い。めちゃくちゃ低い。銀行の普通預金よりはマシやけど、これを「増やしてる」と言えるかは…正直微妙やと思う。

同じお金をNISAに入れていたら?

比較してみます。同じ月1万円を、積立NISAで20年間運用した場合。過去の長期平均リターンを年5%と仮定すると——

  • 払込総額:240万円
  • 20年後の想定評価額:約411万円
  • 増加分:約171万円

保険の「20万円増」と、NISAの「171万円増」。同じ月1万円、同じ20年間なのに、この差です。

トン吉
トン吉
20万と171万って…全然違いすぎるやん。なんでこんなに差が出るん?
ハリー
ハリー
それが、「複利の力」やねん。保険は増え方が固定されてて上限がある。NISAは増えた分がさらに増えていく。時間が長くなればなるほど、この差はどんどん開いていくよ。

怖くて少額しか入れてなかったNISAが、倍になってた

実は保険を計算していた同じ時期、NISAも少しだけ積み立てていました。「怖いし、まずは少額から」と恐る恐る始めたやつです。保険と並行して、毎月ほんの少しだけ。

ある日アプリを開いたら、その少額が倍近くに増えていました。「え、倍?」。この記事を書くために保険の利率を計算した後だったから、余計に衝撃でした。片や0.4%、片や倍。同じ「お金を置いておく」行為なのに、この差は何やねん、と。

トン吉
トン吉
でもNISAって怖くない?投資ってことは、減ることもあるわけやんな…?
ハリー
ハリー
銀行員さんに勧められて始めた時は、怖くなかったよ。「へー増えるんやー」ってくらい。でも1年後に数万円元本割れしてめちゃくちゃ怖くなった。だからその後は少額しか入れられへんかった。でも、その少額が実際に増えてるのを目で見た時に、「あ、これは本物やな」って思えたんよね。

「保険で貯める」をやめた理由

計算して気づいたのは、積み立て型の保険には「保障」と「貯蓄」が混ざっているということです。この混ざり方が、実は非効率の原因でした。

保障はあくまで「もしもの時の備え」。貯蓄は「お金を育てる仕組み」。この2つは、別々の手段で担当させた方が、それぞれの効果が最大になります。保険は保障に徹してもらって、お金を増やすのはNISAに任せる——これが、私が出した結論でした。

トン吉
トン吉
でも解約したら損せぇへん?元本割れとか…
ハリー
ハリー
タイミングによっては元本割れすることもあるで。でもな、「このまま続けた場合の損」と「今やめた場合の損」をちゃんと比べることが大事やと思う。早く切り替えるほど、NISAの複利が長く働いてくれるし!

今残している保険、やめた保険

整理した結果、私が残したのは「もしもの時に生活が崩れるリスク」だけをカバーするものです。

残した保険:収入保障保険(働けなくなった時の備え)、自動車保険(事故リスク)

やめた保険:貯蓄型・終身・積み立て型(これらは「増やす役割」をNISAに渡した)

医療保険も見直しました。日本には高額療養費制度があるので、よほどの長期入院でなければカバーできます。手術や入院で数十万の自己負担が心配なら、生活防衛費としてある程度手元においておく方が、保険料を払い続けるより合理的だと判断しました。

まとめ:保険は「保障」、増やすのは「NISA」

積み立て型の保険が悪いわけではありません。ただ、「多少でも増える」という感覚で入り続けるのは、もったいないかもしれない。実際にいくら増えるか計算してみると、思っていたより増えていないことに気づくはずです。

一度、自分の保険の「返戻率」を調べてみてください。保険証券か、保険会社のマイページで確認できます。その数字とNISAの過去実績を並べてみる——そこから見えてくるものがあるはずです。

ハリー
ハリー
保険は「守るもの」、NISAは「育てるもの」。役割を分けたら、どちらも最大限に活かせるで。

前の記事:積立NISAをはじめて7年。ほったらかしで増えた金額と、始めなかったら後悔していたこと

本記事のシミュレーションは過去データに基づくもので、将来の運用成果を保証するものではありません。保険の見直しは、ご自身の状況や必要な保障をご確認の上、慎重にご判断ください。投資にはリスクが伴います。余裕資金の範囲で行ってください。

ちょん

夫婦+子ども3人の5人家族の主婦。13年間、家計管理の試行錯誤を、失敗もぜんぶ含めて記録しています。難しいことは苦手なので、「わが家はこうしたよ」を同じ目線でお届け。関西弁です。※ファイナンシャルプランナー等の専門家ではなく、あくまで我が家の一例です。

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