iDeCoを月1万円→5千円に減らした話|”増やす”より”出口”で悩んで、NISAを厚くした

iDeCoの毎月の積立額を減らすことを表す、コインの山が矢印で小さくなる図と右肩下がりのグラフを見て考えるハリーとトン吉のイラスト 投資・NISA

「iDeCo、月1万円で積み立ててたんやけど、5千円に減らしてん」——そう話すと、たいてい驚かれます。「増やす時代に、なんで減らすん?」って。今日はその理由を、正直に書いていきます。ちょっとややこしい「出口」の話も出てくるけど、できるだけやさしく書きますね。

トン吉
トン吉
え、iDeCoって減らせるん?そもそも途中でやめられへんイメージやったわ。
ハリー
ハリー
掛け金の金額は、実は年に1回変更できるんよ。うちは今回、それを使って減らしてん。

そもそもiDeCoってどんな制度?

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分で決めた金額を毎月積み立てて、老後資金として運用する制度です。掛け金が所得控除の対象になるので節税になる一方、原則60歳になるまで引き出せない、という特徴があります。

我が家のiDeCoは、企業型DCからの"引っ越し組"

ちなみに我が家でiDeCoをやっているのは主人名義。今39歳です。

もともとは、就職したときに勤め先の「企業型DC(企業型確定拠出年金)」に入っていました。その後、転職したタイミングで、そのお金をiDeCoに移して(移換して)、今も続けている、という流れです。だから完全にゼロから始めたというより、"引っ越してきた"感じですね。

減らした理由は、「退職金」と「出口」だった

ここが一番大事なところです。

ありがたいことに、主人は将来ある程度まとまった退職金が見込めそうな状況です。これ自体はとても助かる話なんですが、実は iDeCo と相性で悩むポイントがあって。

iDeCoのお金を60歳以降に「一時金」で受け取るとき、退職金と同じ「退職所得控除」という枠を使うんです。つまり、退職金とiDeCoの一時金を近いタイミングで受け取ると、この控除の枠を取り合う形になって、受け取り方やタイミング次第では、思ったより税金がかかってしまうことがあるらしい、と。

そこで考えました。「退職金でしっかり控除枠を使うなら、iDeCoにこれ以上厚く積むより、いつでも引き出せて出口の自由度が高いNISAに回した方が、我が家には合ってるんちゃう?」と。それで、iDeCoは減らして、そのぶんNISAを厚くすることにしたんです。(NISAの枠のことはNISAの1800万枠、あといくら残ってる?にも書いています)

トン吉
トン吉
退職金があるのに、iDeCoも一時金でもらったらあかんの?両方もらえるんちゃうん?
ハリー
ハリー
もらえへんことはないんやけどな、同じ「退職所得控除」の枠を取り合う形になって、せっかくの非課税枠がもったいなくなることがあるんよ。ここがほんまにややこしくてな…。

正直に言うと、出口はまだ「未定」です

じゃあ具体的にどう受け取るか——一時金でまとめてか、年金のように分割か、併用か。これ、まだ決めてません

というより、この「出口」を読みきるのが本当に難しくて、だからこそ今は増やしすぎず、いったん金額を減らして様子を見ることにした、というのが正直なところです。制度もちょいちょい変わるし、受け取るのはまだ何十年も先の話。

なので、退職が近づいてきたら、その時点のルールを踏まえて、税理士さんみたいなプロに一度きちんと相談して決めよう、と思っています。今むりに正解を出さなくていい、と割り切りました。

トン吉
トン吉
未定のままで、ええの…?なんか気持ち悪ない?
ハリー
ハリー
今ムリに決めんでええと思ってるんよ。制度も変わるし、近づいてから専門家に相談する方が確実やしな。「分からんことは、分からんまま前に進む」でもええねん。

「iDeCoはやめた方がいいの?」への答え

念のためですが、今回の話は「iDeCoをやめた方がいい」という話ではありません。節税効果も、老後資金づくりとしての良さも、ちゃんと感じています。

ただ、我が家は退職金が見込めるぶん、出口のことを考えると「iDeCoに厚く積むより、NISAを厚くする方がバランスがいい」と判断した、というだけの話です。退職金の有無や金額はご家庭によって全然違うので、優先すべきお金の置き場所も変わってくると思います。

まとめ:金額より先に「出口」を考える

掛け金の金額を変えること自体は、そんなに難しい手続きではありませんでした。むしろ大事だったのは、金額を決める前に「このお金を、将来どう受け取るんやろ?」と出口から考えたこと。

出口が読みきれなかったからこそ、今回は「増やす」より「いったん減らして様子を見る」を選びました。次に何か金額を見直すときも、この"出口から考える"順番だけは、変えんようにしたいと思っています。

トン吉
トン吉
ワイやったら金額だけ見て「増やせ!」ってなってまいそうやわ。
ハリー
ハリー
気持ちはわかるで笑 せやけど、出口まで考えると意外と「今はこれくらいでええか」って思えたりするもんやで。

※これは我が家の体験・判断であり、特定の制度活用や金額を推奨するものではありません。iDeCoの掛け金変更・受け取り方法・退職金との兼ね合いは、その時点の制度やご自身の状況によって変わります。実際に判断される際は、必要に応じて税理士など専門家にもご確認ください。投資は自己責任でお願いします。

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