結婚してから13年間、給料日が憂鬱でした。
「今月ちゃんと残高足りるかな」「クレジットの引き落とし、いくらやったっけ」——毎月20日と25日(うちの給料日)が近づくたびに、なんとなくそわそわしていました。
当時なりに管理はしていたんです。先取りも一応していました。でも今振り返ると、金額に根拠がありませんでした。


先取りは一応していたんです。でも「なんとなくこのくらいかな」という感覚で決めた金額で、根拠なんてありませんでした。今日はその13年間の変遷と、「意図を持って先に引く」仕組みができるまでをまとめて書きます。
給料日が憂鬱だった13年間の変遷
第1期:紙の冊子時代(結婚〜2021年ごろ・約8年間)
引き落とし口座とクレジットの一覧を、毎年手作りの冊子にまとめていました。A4用紙を折って、ホチキスで留めて。
「細かいところまで管理できてる気がする」とは思っていたんですが、それでも残高不足になることがちょこちょこありました。引き落とし日が来るたびにドキドキしていたのを覚えています。

第2期:エクセル管理時代(2021年〜)
紙の冊子からエクセルに移行しました。給与が入ったら、まず現金で食費・お小遣い・習い事の月謝を出金。クレジットの引き落とし予定額をエクセルに随時入力して、「今月、どの口座に何円必要か」を毎回手計算して手動で移動していました。
うちは引き落とし口座が私名義なので、夫の口座から計算して移動する、という手順も毎月発生していました。


第3期:自動化時代(現在)
定額自動送金を設定してから、給料日のルーティンがほぼ消えました。
「給料が入ったら自動で振り分けられる」仕組みができると、やることが一気に減るんです。定額自動送金の設定は最初だけ。あとは毎月勝手に動いてくれます。
(自動送金の具体的な話は、こちらの記事にも書いています → 毎月の銀行ハシゴをやめた日)
「先取り貯蓄」の考え方
先取り貯蓄って、「余ったら貯める」の反対です。
給料が入ったら、まず貯蓄・積立・投資を引く。残った金額で生活する。それだけです。


「意志力」で貯めようとすると、毎月使い切った後に「今月は無理だった」で終わります。でも仕組みにしてしまえば、最初から「使えるお金はこれだけ」という前提で動けます。
うちでは iDeCo・特別費積立・投資を先に引いて、残りで食費・日用品・娯楽をやりくりしています。「優先度が高いものから」というより、全部同時に先に引くイメージです。
うちの給料日ルーティン(現在)
うちは夫婦で給料日が別々で、月に2回あります。
夫の給料日(20日)
夫の給与は楽天銀行に入金されます。iDeCo分を残した上で、定額自動送金が自動で動きます。
- 夫のお小遣い → 夫の別口座へ
- 現金貯金(守りのお金) → あおぞら銀行へ
- 月の生活費 → 私(ちょん)の楽天銀行へ
- 学費積立 → 信用金庫へ
20日が来たら、自動で振り分けが完了しています。やることは「振り込まれたか確認する」だけ。
私の給料日(25日)
私の給与は地銀に入金されます。住宅ローンの関係で地銀を解約できないので、ここだけ少し手順があります。
- 住宅ローン分を地銀に残す
- 残りを手動で出金 → 楽天銀行へ入金(←ここだけまだ手動)
- 現金出金:安いスーパーの食費分・習い事の月謝(現金支払い分)
楽天銀行に入ってからは、クレジットの引き落としも特別費の積立も全部ここから動きます。余剰分はあおぞら銀行か楽天証券へ。
「先取り」の中身
毎月先に引いているのは、主にこの3つです。
- 特別費積立:車検・医療費・旅行費など年間の大きな支出のための積立(あおぞら銀行のThe Savings 目的別口座に振り分け)
- 守りのお金(現金貯金):急な出費に備えるお金(あおぞら銀行)
- 投資:特別費積立が満額でないうちは余剰分のみ少額で続けています


特別費の積立方法については、こちらの記事で詳しく書いています。
→ 来月の車検代、ある?5人家族の特別費を全部書き出してみた
正直に書く:まだ手動が1個残ってます
「完全自動化できた!」と書きたいところですが、正直に言うと地銀→楽天銀行への移動だけはまだ手動です。
住宅ローンの関係で地銀を解約できなくて、定額自動送金が使えない。それだけの理由です。

「完全自動化への道は、まだ続く」という状態ですが、それでいいと思っています。1個手動が残っていても、10分で終わる作業になりました。以前の「1〜2時間かかる給料日ルーティン」からすると、大きな進歩です。
今日からできる3ステップ
「先取り貯蓄」を始めるのに必要なのは、複雑な仕組みじゃなくて3つのステップだけです。
- 手取りから先取り金額を決める(投資・貯蓄・特別費の月額を決める)
- 定額自動送金を設定する(給料日の翌日以降に動くよう設定)
- 残った金額で生活する(それだけ)


最初の数ヶ月は「本当にこの金額で生活できるのか」という不安があるかもしれません。でも先に引いてしまえば、残りで何とかしようとする力が自然と働きます。「意志力で貯める」より「仕組みで貯まる」ほうが、長続きします。
守りのお金(生活防衛費)がいくら必要かについては、こちらも参考にしてみてください。
→ 生活防衛費っていくら持っとくべき?5人家族のリアル
まとめ:完璧じゃなくても、前には進める
13年かけてたどり着いたのは、シンプルな仕組みです。
- 給料が入ったら、先に貯蓄・積立・投資を引く
- 残った金額で生活する
- それでも余った分は、さらにあおぞら銀行か楽天証券へ
- 自動化できるものは自動化する
まだ手動が1個残っていても、ぜんぜん大丈夫です。完全に自動化していなくても、仕組みを作ったその月から「先取り」は機能します。

次のステップとして、「給料日に引き落とし残高が足りているか」を管理するアプリも近日公開予定です。
※この記事はわが家の体験をもとにした個人の感想です。金融商品の選択・投資判断はご自身の状況に合わせてご検討ください。
